同友会ニュース−企業訪問

【06.12.23】地域と共に~元気企業訪問記(5)~“はかり”が子どもたちの未来をひらく【岩手イシダ(株)】~経営指針を通じて社員に伝えたかった想い~

こんなに社長自身が変われるものだろうか

 西川社長  岩手イシダ㈱西川社長は岩手同友会の第一期経営指針を創(つく)る会に半年間見学者として参加しました。そこで目にしたのは同じ経営者が経営指針(経営理念・経営方針・経営計画)をつくるために必死になっている姿でした。受講した経営者の想像もつかない程の変化に危機感を感じた西川社長は「これが最後のチャンス、これにかけるしかない」と第二期経営指針を創る会(以下創る会)に飛び込む決心をしました。

現場からの発想でお客様のお役に立つ

経営指針書  岩手イシダ㈱は業務用のはかりの販売・メンテナンスが主体の会社です。地域に根ざし、地場のスーパーマーケット等を中心に販路を拡げてきました。しかし、大手ショッピングセンターの進出により、古くから取引していた地元スーパーマーケットや専門店の売り上げが軒並み減少していくのを目の当たりにし、「このままでは地域から商店がなくなる。何とかはかりを通じて援助できないか」との西川社長の思いが社員全員の心を動かしました。まずは取引先へ出向き、お客様が抱えている悩みを聞き出し、その中で自分たちがどうすればお役に立てるのかを全社員で話し合い、それぞれのお客様に合った最良のご提案を提供するという営業へと切り替えました。

社員全員の思いが経営指針に

 はかり写真  こうした社内での話し合いがスムーズにできたのは、以前見学者として参加した様子から、「経営指針を社長一人でつくったのか、社員と一緒につくったのかで全く違うものになる」と感じていたからでした。そこで社員一人ひとりと話し合うことから始めました。「協力してもらえるだろうか。」不安もありましたが、誰一人反対することも無くむしろ様々な意見が飛び交う程でした。
社員との話し合いの中で、地元スーパーマーケットや専門店のお役に立ちながら、新たに食品加工場や生産者の要望にも応えていくことで、より消費者に食の安心・安全をお届けしようという意見がでました。実際それを突き詰めていったものが経営基本方針に反映されています。

どこにも負けないクレーム対応で地域満足度アップ

一言ではかりと言ってもたくさん種類があります。値札のラベルプリントはもとより、包装、箱詰までこなせるはかりがあるのです。もはや計量するだけのものではありません。その多機能ゆえに、ほんの小さなトラブルでも、はかりを利用しているスーパーマーケットでは店頭に商品を並べることができないのです。取引先に迷惑をかけるだけでなく、消費者にまで不便な思いをさせることになります。そこで岩手イシダでは、全社員がお互いの仕事を理解し合い、知識と技術を共有することで、どの社員でも24時間スムーズにクレーム対応することができる体制をつくり上げました。

社長の決意

西川社長はこの経営指針創りを通じて社員に残したかった想いがあります。
「この先10年20年と時が過ぎていくなかで起きてくるであろう困難や問題にぶち当たった時、全社一丸となってつくった理念・方針を見直して全員がそれを乗り越えて結集して欲しい。そして新たな世代にも引き継いで欲しい」。社長の決意は着実に社員の心の中に浸透していきました。

10年後の岩手イシダ

38年間はかりと共に生きてきた西川社長。創る会に出会うまでは、とかく利益を第一に考えて行動しがちでしたが、「これからは計量を通じてお客様と信頼のおけるパートナーになり、そして地元の人材をより多く採用できる企業になることで地域のお役に立ち、さらに未来の子供達が地元を愛し、希望を持って安心して働ける社会にしたい。」その言葉からは、西川社長と社員の「地域の未来を担うのは岩手イシダだ」という責任感と使命感がにじみ出でいました。(取材:村上)

岩手イシダ(株) 経営理念
(科学性)
私達は、現場からの発想でお客様のお役に立ち、
共に発展する企業を目指します。
(社会性)
私達は、計量を通じて地域産業の発展に貢献し、
活力あるまちづくりを推進します。
(人間性)
私達は、互いに相手の立場に立って感謝と信頼の心を持ち、
共に人生を歩む仲間となります。

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