同友会ニュース−企業訪問

【07.02.17】地域と共に~元気企業訪問記(6)~㈱高田自動車学校

全国初のグリーンツーリズム融合型の自動車学校

 陶器  ㈱高田自動車学校(田村満社長・昭和43年に設立)は現在、陸前高田ドライビング・スクールをはじめ、平泉ドライビング・スクール、遠野ドライビング・スクールの3校を経営しており、県内トップクラスの入校生徒数を誇ります。
 少子化や流出人口の増加で、スクール周辺の生徒数は減少していますが、田村社長はむしろその自然豊かな立地と地域の持つ資源を存分に生かそうと、全国初のグリーンツーリズム融合型の自動車学校を立ち上げました。「この地域を初めて訪れた人たちの、心に残るものとは何だろうか」そう深く考えたときに田村社長が着目したのが農業だったのです。

なんとかこの地域に残してほしい・・・

 馬  平成16年、遠野市で唯一の自動車教習所が閉鎖することになりました。「遠野から自動車学校をなくさないで欲しい」と、遠野地域の方々からの再三に渡る願いから、㈱高田自動車学校が経営を引き受け、同年3月に「遠野ドライビング・スクール」として開校しました。
 当初から、田村社長にはある思いがありました。当時遠野市が積極的に取り組んでいた「グリーンツーリズム」を合宿教習に取り入れる発想です。教習の合間に、農業体験や、そばうち体験、農家に宿泊して交流を深め、地域に住む人びとの暮らしに触れ一緒に生活をしてもらう。そして体験の中で遠野での生活を心に残してもらいたい。そんな思いで、地元の農家へ一軒一軒お願いをして歩きました。

お客様が地域にいないなら来てもらう

 ハンカチ 試みは学生だけに絞ったものではありません。綿密な市場分析の結果、都会に住む主婦の方々の多くがペーパードライバーであること、都会には免許を持たない中高年齢層の方々がかなり多いことがわかり、そのための特別メニューを用意したのです。
週末や連休に無農薬野菜の栽培体験と教習ができるタイムスケジュールを組み、収穫時期には再び遠野を訪れ自分たちの手で収穫してもらうという取り組みです。地元にお客様がいないなら、地域を越えて徹底してニーズを探り提案し、来ていただく。そうして栽培された米は、無農薬栽培の手間から市場価格の何倍もしますが、即完売するほどの人気となりました。
そうした取り組みを地道に積み上げてきた結果、引き継いだ当初遠野ドライビングスクールの生徒数は260名でしたが、平成16年には344名に増加。そして昨年平成18年は823名にまで増加しました。

教習を通して生きる原点に気づく

 そば 「グリーンツーリズムに興味を示す生徒さんは、様々なことに問題意識を持っている人、心の優しい人たちだと思います。その生徒さんたちに“安全”の小さな種を蒔くのが私たち職員の役割、責任だと考えています。それが一件でも悲惨な事故を無くすことになると信じています」田村社長のそうした思いが、車の教習を通した人づくりの原点になっています。
「邂逅(かいこう)に悦びを・・・!」これは同社の経営理念です。お客様、社員、そしてこの地域で住む人々に高田自動車学校を通じて、「出会いやめぐり合いに喜びを感じて欲しい」という思いが込められています。沢山の出会い、そして安全の小さな種を心に灯す。ここに関わる人たちは誰もがみんな笑顔になります。
若者にとっては一生の宝物をつかめる場所、社員にとっては人間として成長できる場所、そしてここで出会った全ての人が、人間としての生きる原点に気づける場所であってほしい。岩手県陸前高田市、そんな雄大な自然に囲まれた自動車学校がここにあります。

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