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【07.03.18】盛岡おいしい地酒づくり~仕込み体験

自分たちでこだわりの酒づくり

酒1  3月17日(土)(株)あさ開で「盛岡おいしい地酒づくり」の仕込み体験が行われました。これは今年初めて盛岡市が取り組んだもので、「よいお米、よい水、南部杜氏の伝統の技」と三拍子揃った酒どころ盛岡の地で、自分たちが酒米の田植えから稲刈り、そして酒の仕込みまで手がけ、自分たちだけのこだわりのお酒づくりをやってみようと、初めて企画されたものです。盛岡の酒造メーカー3社が協力し、500口のオーナーを限定で全国に募集、今年は同友会会員の(株)あさ開が製造を手がけることになったものです。

初めての田植え体験

酒2  酒米の田植え体験は5月28日(日)に盛岡市西見前の水田10アールで開催されました。地元農家の方々が、初めての体験の市民の方々のために前日から準備、受け入れ体制をつくってくださいました。家族連れも多く参加、約40人で県の酒米奨励品種「吟ぎんが」の苗を植えました。どろっとした土の感触に驚き、歓声を上げる子どもたち。足を滑らして全身泥だらけのお母さん・・・田んぼってこんなに温かいんだ。体験して初めて食の原点を感じました。また田植えの後に行われた地元の農家の方々との「小昼」が楽しく、岩手の食の素晴らしさ、人のつながりのあたたかさを体験しました。

杜氏さんが自ら先導して「仕込み」体験

酒3  稲刈りは10月9日(日)に行われました。同じく酒づくりオーナーの中から約40人が参加、慣れない姿勢に苦労しながらも、汗だくになって穂のたたわわに実った稲を束にしました。その後臼と杵でみんなで力を合わせての餅つきが行われました。つきたて餅は柔らかく、あまりの美味しさにほっぺたが落ちるほど。子どもたちの表情は笑顔で一杯でした。
 そして今回はいよいよ「仕込み」の体験です。あさ開の12年連続鑑評会金賞の杜氏、藤尾正彦さんが自ら先導いただき、教えていただきました。30人を超える数の仕込み体験の受け入れは初めてのことです。

酒4  今回は全体で1トンの米「吟ぎんが」と1400リットルの水、米麹で仕込み、純米吟醸のお酒をつくります。米を55%まで精米するのに2日間。あさ開では扁平精米という技術を用い、酒造りに最も適した精米をします。
 体験では精米した米340キロを蒸す作業から入りました(写真は米340キロを蒸しているところ)
蒸し上がった熱々の酒米は、固いおこわのよう。これを広げて8度まで冷まします。立ち上がる蒸気の中で、手作業で蒸した酒米を広げていきます。その熱さはおにぎりを握る時の何倍にも感じます。素早く広げ、こまめにこまめに固まりをほぐしていく。今回は30人での作業でしたが、普段は数人での作業です。手づくり、手仕込みの酒は、見た目以上に体力と根気のいる作業です。

酒5  ある程度冷めたところで板の箱に入れ、送風をすることで、更に冷ましていきます。温度が高いと発酵は早く進みますし、酵母も喜ぶのですが、いいお酒にならないそうです。「いい酒」をつくるためには手間も時間もじっくりかけます。「酒米の蒸した甘い香りって素敵ね」手のひらに乗せて嬉しそうに見つめる女性の姿もありました。
 そしていよいよ仕込みです。地下を流れる大慈清水に酒母(麹)を混ぜたタンクの中に、冷ました酒米を入れていきます。仕込み歌のリクエストに照れながら杜氏さんがかけ声をかけ合い、タンクの底からかき混ぜます。

酒6  ちょうど甘酒のような濁りと柔らかさ。仕込み仕立ての桶からはフルーツのような優しい香りがしてきました。「私もやらせて」おばあさんも子どもも梯子を登って、タンクの上から木の棒でかき混ぜます。誰もが目がキラキラしていて、その表情が輝いていました。「酒づくりって大変だけど楽しい」試飲しながら何故かみんな表情が緩んできます。これがお酒の素晴らしさです。初めて出会った人たちも、誰もがうち解けて楽しく話せる。共通の話題が生まれます。
 今回仕込んだ酒は4週間ほどで出来上がります。食の原点を見つめ、地元で育てたものを自分たちが関わり、自分たちでつくる。一つの商品が出来るまでの苦労と周りで支える人たちの想い。関わって初めて体感できるものです。さてその味はどんな味になるのでしょうか。4月に行われる発表会の様子も掲載します。お楽しみに。

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