同友会ニュース−企業訪問

【10.10.27】シリーズ[新事業への挑戦!①] (有)くらし建築工房  さんさ裂き織り工房

共に生きる部会で受けた直感

裂き織り  企業訪問シリーズ 新事業への挑戦!第1回目は(有)くらし建築工房(中村喜一社長)[さんさ裂き織り工房]です。
 ほんのりと柔らかい灯りが、岩手の風情を映し出す。盛岡の夏祭り「さんさ踊り」で使われた浴衣を裂き織りにして、南部鉄器と組み合わせた新商品の試作品が完成しました。
 布を大切にする盛岡の生活文化から生まれた裂き織りと岩手の伝統産業である南部鉄器。つながるきっかけは、共に生きる部会の訪問例会でした。中心になってこのプロジェクトを牽引する専務取締役の石頭悦さんは、昨年行われた同友会の初めての高等支援学校の訪問例会で、障がいをお持ちの生徒さんが一生懸命に紡ぐ裂き織りの中に、新たな可能性を発見します。

裂き織り  布生地としての裂き織りから、工芸品としての裂き織りへ。石頭さんは一目見た瞬間から、「裂き織りトートバック」の設計図が自身の頭の中に出来上がりました。自ら描いた設計図からできたバックは、世界に一つしかないオリジナル。「これ、どこで販売しているの?」その魅力は女性の目を引き寄せ、その風合い、美しさは羨ましがられることもしばしばでした。いつかは事業化したい。世に出したい。そんな夢が広がっていきました。

事業化の夢が現実に

裂き織り2  そんな折、思いもかけず応募していた盛岡市の緊急雇用創出事業の受託が決まります。裂き織りを生かした製品づくりと3人の雇用。まだ先の話と思っていた事業計画が大きく進展します。「地域を元気にするには、地域の文化を生かし無数の新しい仕事をつくり、雇用を地域に生むしかない」障がい者の雇用と伝統文化を生かした新たな事業の創出。くらし建築工房の経営理念の根幹にはその想いがありました。
 「伝統ある裂き織りを、現代のライフスタイルに合う製品へと磨き上げ、広く愛されるものにしたい」石頭さんは、盛岡さんさ踊りの浴衣に目を凝らします。300着もの浴衣を譲り受け、染め直し織り込んだところ、その素材の持つ美しさ、奥深さが盛岡のイメージを想起させます。そして裂き織りと組子細工、南部鉄器を組み合わせた、世界にひとつしかない灯り取りが完成しました。

「想い」を先頭に掲げて

 ほかにもさんさ裂き織り工房では、使わなくなったシーツや浴衣、着物などの古い布を裂いて横糸にし、織り直して新たな布地を生み出しています。一枚一枚、一つ一つが微妙に異なる仕上がりで、それぞれにそれぞれの色合い。まさに世界にただ一つだけです。今後はお客様の思い出の着物などを裂き織りにし、クッションやテーブルコースター、オリジナルバックなど、それぞれのご要望に応えられる工房を目ざします。
 中村喜一社長は話します。「新しい産業を生み出すため、地域の様々な企業と人と手を携えて歩んでいきたい。私たちは商品を全面に出すのではなく、伝統文化への想い、そして住み慣れたこの地で働き、暮らしたいと思う一人ひとりの想いを大切にしたい」さんさ裂き織り工房の挑戦は未来へ大きく広がります。 裂き織り3

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