同友会ニュース−企業訪問

【11.01.07】活き生き企業訪問記~巴染工(株)

盛岡の伝統を守る老舗

巴染工1 活き生き企業訪問記、今回は巴染工(株)東條誠社長を訪問しました。
  盛岡市紺屋町に腰を据えて103年。盛岡城の城下町の頃からの技術を代々引き継いできました。巴染工の名前の由来は、商人と機屋(おり)と染物屋の3者で「三ッ巴」になり、精を出して商売をしていたことから、屋号が「巴」となり社名になりました。
  店舗は城下町の風景を感じさせる建物になっており、外観は白壁、中は木造建物で、工場では染物を干す事ができるよう、吹きぬけになっています。また、染料独特の匂いが漂い、100年の歴史を体で感じる事ができます。

染めの新技術にも果敢に挑戦

巴染工2  同社ではのれん、旗、のぼり、袢天、浴衣、手拭のれんなどを製造し、伝統の印染めや最新技術を取り入れた昇華転写印刷などの技術で、多くのお客様の声にお応えしています。30年以上続く盛岡さんさや、地元の歴史あるお祭りなどを長年に渡り支えています。
 現在、東條さんは5代目。代々引き継がれてきた本染めも、時代の変化に対応するために、手法や材料は変化してきました。昔から比べ徐々に同業社数も減っていく中で、「このままだと染め業界がなくなってしまう」「なんとしても残していく使命がある」という思いから、先を見通し、新技術にも取り組んでいます。

400年の歴史を次代へ

巴染工5  東城さんの思いの根幹にあるものが盛岡の歴史にあります。盛岡のまちづくりは今から400年前。盛岡城を中心に商家や職人町が囲みその外側を武家屋敷とした当時では新しい考え方で、城下町の軍事、商業、交通などに配慮したまちづくりをしていました。その中で、中津川を利用した紺屋(染物屋)が集まっていた事から今の紺屋町ができました。400年の歴史を守り、歴史的建造物や伝統の技が生きる老舗が連なる紺屋町。このまちこそが巴染工の原点になっています。

社員一人ひとりの思いのこもった印染め

巴染工3   巴染工が最も誇る技術である印染めは、固有の名称文字・紋章・記号などを染め付ける染色で、型染めや引染めなどの方法で一つひとつが手作業です。手作業だからこそ出せる色であり柔らかさが趣きを感じさせます。
  一つ一つ丁寧に染料をハケで塗る作業や、乾かすために2人1組で行う作業は、職人だからこその分かるタイミングや加減があり、様々な技術が必要となります。「その巴染工の本染めでしか出すことができない色の技術を、これからも残し、沢山の人に伝えていきたい」「そして日本の印染めを守っていきたい」巴染工では、今年初めて経営指針を発表。紺屋町を見つめ、社員と自社の夢を語り、新たな一歩を踏み出しました。歴史と文化を重んじ、新たな染文化を創造する。全社員の気持ちが今、三ッ巴となって動き出しました。

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