同友会ニュース−企業訪問

【13.07.27】企業訪問シリーズ「経営指針と共に育つ企業づくり」②~合資会社小原商店

左官文化をつむぎ、岩手に根づく新たな文化として継承したい

小原商店  左官資材、建設資材の卸、販売を行っている(資)小原商店代表の小原圭悟さん。創業当時は盛岡市大通にありましたが、昭和45年に現在の盛岡市高松に本社と倉庫を移転しました。小原さんが会社を引き継いだのは13年前。突然代表を引き継ぐことになり「経営について学びたい」と2008年、知人に紹介され同友会に入会しました。そして翌年、周囲から進められ岩手同友会の第5期経営指針を創る会に参加しました。

ひとと地球にやさしい建物づくりのために

小原商店  「経営指針を創る会」に参加したことで、左官文化の持つ歴史を深く知ることになります。
左官材料は土、ワラ、砂など自然素材が原料であることから「作るとき・使うとき・廃棄するとき」に環境負荷がなく再利用も可能な建材です。そこから環境問題や資源について考えるようになりました。現在では「ひとと地球にやさしい」建物づくりを第一に考え、しっくい、珪藻土など自然素材を使った建設資材の販売と建物の維持改修に関する工事を行っています。
 また指針に取り組みはじめてから3年、社員の意識も変化してきました。
最近では、各部からの発言が多くなり考えを伝え合うようになってきました。社員一人ひとりと話をする時間を作るように心がけ、丁寧に話し合いを積み重ねる中で醸成されてきた変化です。

企業間連携で新たな仕事づくりへ

小原商店  社内が常に考え、取り組む社風に変わってきたことで、新たな仕事も出来てきました。
そのひとつとして、肉牛の搬送時に転倒を解消するための「転倒防止工法」の特許があります。これは現場でお客様から聞いた現場の悩みを、解決のために具現化したものです。「いつか特許をとりたいね」と社内でいつも話していたことが、きっかけになったものです。この取り組みは2009年「岩手県経営革新承認企業」、2010年「いわて希望ファンド採択企業」につながりました。
 また、1社ではできないことでも連携することで、あらたな事業を作ることを心掛け行ったのが、同友会会員同士の企業間連携でした。塗装業と左官業の魅力を伝えるために2社で手掛けた合同のショールーム「ヂルチクリエイト」(川上塗装工業(株))や旧家の改装や庭づくりに自然素材を使った壁材使用するなど、造園業((株)仙北造園)との連携にも積極的に取り組んでいます。

いつか実現したい盛岡の街並み

小原商店  地元企業との連携で、地域づくりにも取り組んでいる小原商店。「ここまで来ることができたのも、地域に支えられてきたからこそ」。そんな思いから地元の方やお客様に日頃の感謝の気持ちを込め、毎年会社あげて大きな倉庫を開放しています。
「新商品」「目玉商品」「蔵出し品」などお買い得品を多数提供し行う、「お客様感謝祭」。創業から80周年を迎える今年は、社員が自らデザインした半纏を着てお客様をお迎えし「ふれあい大感謝祭」として、にぎやかに開催しました。「地域あってのわが社」と、地域と人とのつながりを大事にして来た気持ちからでした。

 小原さんは夢を描きます。「今後は伝統の技術を活かし、古き良きものを残していきたい。例えば現在ある古い家屋や建物をもとに改装し、いつか盛岡を京都の町屋の立ち並ぶような街並みになったら」。企業同士の連携でいつか実現することを夢見ています。 小原商店

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