同友会ニュース−活動報告

【13.08.25】社員との地道な実践が新たな胎動をつくる~岩手の経営指針成文化・実践運動18年

丁寧に丁寧に問いかけ、引き出し合う

8月25日(日)盛岡市産学官連携研究センターにて、第9期経営指針を創る会、発表会が行われました。今期は8名が受講。経営理念から基本方針、経営計画の作成まで、自分と正面から向き合い、社員と共に問いかけ合いながら、6ヶ月におよび進めてきました。
 毎月一回土日に行われる検討会では、一人ずつ作成して来た経営指針を発表し、参加者から質問を受けながら修正を加えていきます。中でも経営指針の根幹である「経営者の責任とは」「何のために経営するのか」の質問にはすぐには答えが出ず、生み出すのは大変な困難ですが、6ヶ月間関わり合う中で、自分の中に一つの確信を掴むことができます。そして会社の進む方向が、はっきりと見えてきます。
 丁寧に丁寧に問いかけ、引き出し合う。決して感情の高ぶったかかわり合いではない全体の雰囲気が、より深い学び合いの場を醸成します。

新たな道を開拓していきたい

発表会は20代の農業経営者、馬場さんからスタートしました。馬場さんは東京の大学に進学後、家業である馬場農園に入ります。後継者として担うことは決めながらも、新たな道を開拓していきたいとの想いは募るばかりでした。
 経営指針を創る会に参加して、一番力を入れて取り組んだことは、お父様である先代社長の想いを受け止めることでした。そして認めてもらうことでした。「どんな想いでこれまで農業に携わってきたのか」今までしたことのない質問に、お互いに戸惑いながらではありましたが、諦めず向き合ってきたことで、はっきりと家業から農業経営への道が見えてきました。
 発表会ではお父様から「農業者としての力はまだまだだけれども、ここまでやり切ったことは認める」と厳しくも優しいメッセージが送られました。また参加した若い社員の方々からも「馬場さんの想いに私たちもついて行く。でもここからがスタート。共に頑張りましょう」と発言があり、会場は感動で一杯になりました。

普段聞こえない言葉が聞こえてくる

9月10日からは経営指針の実践へ向けて、経営指針実践・幹部共育講座が始まります。これは昨年から始まった試みで、「経営指針を成文化しても、社内でどう取り組み続けるかが最も難しく重要であること」そしてそのために「経営者の覚悟と幹部社員の理解があることが前提であること」を確認するための講座です。
 経営者が幹部社員と共に参加し学び合えることは、同友会の大きな特長です。他社の社長や社員の考えを聞くことは貴重な機会であり、普段聞こえない言葉も、不思議と聞こえてくることがあります。
 決して経営指針をつくることが目的ではなく、経営者としての経営姿勢を明確にすること、そして社員と共に強靱で柔軟な会社をつくることが目ざすものです。

すべては地道な積み重ねから

創立から22年。これまで岩手同友会が取り組んできた「経営指針の成文化、実践運動」は経営指針を学ぶ会、経営指針を創る会を含め通算18年になります。修了生・実行委員は100名を越え、地域や業界を牽引する企業に成長しています。
 それぞれの企業が、それぞれの立ち位置でコツコツと取り組んできた成果は、派手さはなくとも、100社それぞれの特長があります。同友会大学や社員共育大学、幹部共育講座に社長と通い続け「何のために私たちは存在するのか」深く考えた社員の表情は、自信と誇りに満ち溢れています。そんな社員が揃った会社の表情も、自信と誇りに溢れています。
 新たな事業をつくり出し、地域に一人でも多くの雇用を創出し続ける。中小企業が支える地域づくりはこうした地道な積み重ねから始まります。
 動き出した新たな胎動。びくともしなかった巨大な岩が動き出したように感じます。  経営指針

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