同友会ニュース−活動報告

【13.09.01】紫波地区8月例会報告「今こそ地域に根ざした企業の腕のみせどころ!」うちむら家具

地元資本の家具店が、30店が5店に

 紫波地区1  8月28日(水)矢巾町防災コミュニティセンターで盛岡支部紫波地区8月例会が行われました。6月に発会式を開催してからの第2回目で期待される地区例会ですが、今回の報告者は㈱うちむら家具代表取締役、内村健太朗氏に報告いただきました。「今こそ地域に根差した企業の腕のみせどころ!」~全社一丸となってピンチをチャンスに~をテーマにお話いただきました。
 うちむら家具は1983年(昭和58年)に内村社長のお父様であられる現会長が矢巾町に設立しました。80年代~90年代の家具業界の主流は婚礼家具でした。うちむら家具も売上のほぼ半分以上が婚礼家具。またインテリア業界も最盛期を迎えます。しかし平成に入り時代の流れ共に商品構成も変わり、また全国規模の大型チェーン店が次々オープンしていく中で同業の家具店が次々と廃業や倒産。岩手も例外ではなく当時30店舗あった企業が現在は5店舗になり、大手資本と同じ土俵で闘う、厳しい時代に突入しました。

自分ができることを精一杯やるしかない

 紫波地区2  その矢先に大震災がおこります。宮古市内の向町の店舗は津波に飲み込まれました。「これからどうしようか・・・どうなるんだろう。こんな状況で家具が欲しいなんて思うお客様などいるはずがない」と不安な気持ちで数日が過ぎました。ついに見かねた当時の社長(現会長)から朝礼で社内全員の前で「対応が遅い!甘い!まとめきれていない!」とかなりの激がとびました。これはまさに、当時専務としての自分に向けられての叱咤だったと内村さんは感じました。

一生忘れない言葉

 そこから、改めて目が覚め、毎日片道100キロを往復し宮古店に通い支援し続けました。今思えば、社長のあの一言があったから自分のやることが明確になりました。本当に社長の強さと偉大さを感じ感謝しています。とにかく自分が出来る事を精一杯することしかなかったように思います。さらにもっと他にもないか、少しでも助けになりたいという日々の中、仮設住宅に暮らす老夫婦が来店します。「何とかこの食卓テーブルを売ってほしい。」という切なる声でした。在庫がない中でしたが絶対この人に応えたいという思いで仮設住宅に届けました。奥様は「ありがとう。わたしたちの無理なお願いをかなえてくれて、本当にありがとう!」と涙を流しながら何度も感謝されました。このことは一生忘れられません。本当に頼られるということの大事さ、うちむら家具が人のお役にたてた嬉しさを心から感じました。

ピンチをチャンスに~今こそ腕がためされる

 紫波地区3  震災の翌年社長に就任し、改めて経営理念を掲げスタートを切り、社内もまとまり始めた頃、今年の夏、盛岡の西部地域に6,200坪の大型店の出店がありました。逆にそれを恐れることなく今回のテーマの「ピンチをチャンス」そして何よりもこの地域に根差し30年やってきたことを誇りに思い、大企業にはできない接客や商品の品ぞろえ、サービスを強化することでやろうという気持ちになりました。だからこそ結集し全社一丸となって行くことこそが中小企業の腕の見せどころがあるのではないかと思います。それが顧客満足であり、社員満足に繋がると思います。社内の取り組みとしては、「うちむら家具らしさ」を伝えるため、お客様の要望にとことことん応えるためのあきらめない接客、そして次につながる接客。接客サービス向上のためのオリジナルマニュアルをつくり定期的な勉強会の開催。お客様の声を聞くということで、震災で被害にあった沿岸の仮設住宅を訪問し要望に応えるなど、社員からのたくさんのアイディアが出され各部署で徹底的に勉強会が行われ取組み始めるようになりました。

家具も家族の一員です

 勉強を重ねていくと「物」ではなく「事」を大切にし、人がリラックスできる生活を提案していくことこそ「家具も家族の一員です」に繋がるのではないかと思います。まだまだたくさん取り組んでいかなければならない事がありますが、これからも地域を大切にし、お客様を大切にし、地域に長く愛されるように社員と共に頑張っていきたいと思います。と熱くご報告いただきました。

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