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環境経営委員会・エネルギーシフト研究会

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エネルギーシフト(ヴェンデ)

地域のエネルギー・資源循環を考える 
まずは省エネ・小エネから

人口減少、少子高齢現象が進む中で起きた東日本大震災は、地域の疲弊を更に進め、展望を描くことが非常に難しい状況にありました。

そうした状況下で同友会では2013年秋に、ドイツ・オーストリアの中小企業の実状からヒントを得て活路を見出そうと、欧州視察を行いました。視察先では地域内でエネルギーや食料の循環を実現する、エネルギーシフト(ヴェンデ)の実践が中小企業の活躍で日常のものとなっており、人口が数百人ほどの山あいの小さな村々でも人々の豊かな暮らしが実現していました。

「ヴェンデ」とはドイツ語で大転換を意味する言葉です。地域に生きる人々の人口が大きく変わる中で、有り余るほどにあるわけではないエネルギーや様々な資源も、地域内で使う分だけ自分たちで生み出し循環させる。こうした考え方や生き方の大転換こそが、今必要であることが、視察からわかってきました。

これまでに6回の欧州視察を行い、のべ85名の経営者や社員が実際に現地を訪れました。そして岩手の中小企業でのエネルギーシフト(ヴェンデ)の実践を目的とした研究会も100回を超え、「自社でできること。まずは省エネ・小エネから」と各地で様々な取り組みが進んでいます。

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