テーマ　「企業存続の危機を乗り越え地域からあてにされる企業へ」
　　　　　　　～お客様と共に笑顔のあるくらしを～　　　　　　　　　
報告者　（有）くらし建築工房　代表取締役　中村　喜一 氏

　大学卒業後、大手住宅設備機器に10年間勤務後、もともと自分で事業したいと思い、盛岡に戻り
平成13年にくらし建築工房を創業します。創業時は、依頼も多く順調でしたが3年後から急激
に売り上げがダウン。悩んだ時、友人から同友会を勧められ入会します。そして、危機を突破する
ために「第3回経営指針を創る会」に参加します。
　6ヶ月の学びで、理念・方針・計画と創り上げ、改めてスタートを切り進もうと日々頑張りますが、
逆にマイナス方向へ。社員からは「何故、同友会で学んでいるのに会社が良くならないのですか！」
と厳しい意見がありました。
　「本当につらかったし、悔しかった。でも諦めようとは思わなかった。」と中村氏は当時を振り返
ります。その間も必死で学びながら「自社のお客様は誰なのか、くらし建築工房はどこの地域で
仕事していくのか」を社内で徹底的に話し合い、毎年経営指針をコツコツ積み重ねていきます。
　そして現在は、経営状態も安定し、「山岸地域」から頼られ、困ったことは、くらし建築工房へ
相談すれば解決するなど、地域からあてにされる企業に成長しました。それと同時に、次にバトン
を渡す経営者も決まり、これからの10年に向けての展望も見えてきました。
　今回の中村氏の報告から、「会社が危機的状況からどうやって脱却したのか」「乗り越えるために
何が大事か」「経営指針を創ったが、社員と一緒に共有できない」など、実践していく上で日頃悩ん
でいる方は、是非ご参加いただき中村氏のご報告から学ぶ例会です。

【会社概要】　設立；2001年10月　資本金；1,000万円　社員数；6名
　　　　　　　　　事業内容；住宅リフォーム全般、不動産業