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2024.06.11 活動報告

全県6月例会55名の参加で開催~少人数で高付加価値を生み続けるための「次の一手」とは?

福島・宮城からも6名が参加

6月11日、アイーナ803会議室にて岩手同友会、全県6月例会が開催されました。県内各地から集い、多くの参加者でグループ討論で学びあおうと、4委員会(経営労働委員会、共同求人委員会、社員共育委員会、ダイバーシティ障がい者委員会)が共催し、年に4回開催することになりました。初回の6月は、経営労働委員会が担当し、「少人数で高付加価値を生み続けるための『次の一手』は何か?」~経営理念、事業定義は、働き方と生産性の変革で具現化できる~をテーマに、報告者に大貫建築株式会社 代表取締役 大貫潤平氏(宮城同友会)をお迎えし、55名の参加で行われました。 当日は福島同友会、宮城同友会からも6名が応援に駆け付け、グループ討論では、熱心な議論が展開されました。

働き方改革をしながら売り上げを伸ばす

報告に立った大貫氏は、宮城県仙台市の郊外、秋保温泉に独立開業、個人の新築住宅を提案してきました。10年前に宮城同友会の経営指針を創る会の門を叩きますが、その時に先輩から言われたのは、「経営指針をつくるのと同時に本気で経営再建をする気概がないと、会社がなくなるよ」との言葉でした。そこから一念発起。今では様々な業種の仲間の力を借りて、家を建ててくださったOBの方へのマルシェの開催や、SNSなどの広報戦略で、お客様から頼られる存在になりました。10時出勤、一切残業無しの職場環境を作り上げ働き方の改革をしながら、同時に計画した売上げを毎年伸ばし続ける付加価値の高い会社づくりを実践してきました。完工し引き渡しの日に、家族で手紙を渡す架け橋にもなっていますが、その感動の裏話や家族模様など、実際に現場で起きている様々なドラマに驚き感動した時間となりました。

こんな時だからこそ理念を徹しよう

グループ討論では「あなたの会社の事業定義は?」「その実現のための次の一手は?」などのテーマで意見交換がされましたが、福島、宮城、岩手の皆さんで作り上げる雰囲気に、さながら「東北フォーラム」のような時間が足りないほど盛り上がった討論となりました。「これだけの物価高騰や円安の中で、むしろ今までの手法ややり方を根幹から見直す必要が出てきている」「自分たちがこだわりを持って取り組んでいても、お客様のニーズが変われば、そこに合わせていかないと」「むしろこういう時だからこそ、理念に徹し社員と徹底しては話していかないと」など、自社に置き換えて話している姿が印象的でした。