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初めての開催~気仙支部 若手経営者交流会「もっと知りたい、もっと学びたい!」
9月14日(水)18時から陸前高田コミュニティホールで、初めての気仙支部若手経営者交流会が開催されました。
気仙支部は15周年を迎え、「若手」として創立時から支部を牽引してきたメンバーもベテランになり、気づくと45才以上が活動メンバーの殆どとなっていました。若い世代の後継者から「学ぶ場がほしい!」という声は上がりますが、世代を越えて毎月の例会で一緒に学ぶことが支部の伝統として続いてきたため、なかなか新たな一歩を踏み出すまでには至りませんでした。
若手から相談された気仙支部幹事長の橋詰真司氏が企画提案し、今回はじめて、「気仙支部若手経営者交流会」として互いの悩みを出し合える場づくりを進めてきました。集ったメンバーは20代から30代の創業者、後継者10名。すでに社長として沢山の社員を抱えて牽引されている方もいます。
はじめに問題提起として、「地域後継者の未来展望と現状課題」をテーマに(株)盛高商店 代表取締役 工藤尚氏、(株)高橋農園 専務取締役 高橋和久氏にご自身のぶつかっている悩み、課題を出していただきました。終了したばかりの第16期経営指針実践塾での経験を中心に率直な言葉が続きます。初めて参加された方々も、前のめりになって話に聞き入っています。
皆さんからは、「どこに行っても、いつでも後継者として社員から見られている感覚がある」「社員から経営者が(自分も含め)何をしているかわからないと言われる」「どこかで悩みをさらけ出して、腹を割って話さないといけないと思っている」「このままではジリ貧。多角化や未来へ向けた展望をどうつくるか」「エネルギーの未来が不安で仕方がない。現実と未来をもっと知りたい」「まだまったく見えないが、何かを変えなければと漠然と思っている」「異業種で話すことでヒントが見つかるのではと、今日のような雰囲気にとても期待感がある」「自分の立ち位置を正確に知りたい」など、次々に出てくる声に、「そうそう」と互いに頷く時間となりました。
休憩時には社員とのこと、これからの新事業への展開方法など、質問が止まらないほどです。発起人の橋詰氏は「不安に思っていることを出せただけでも十分。もやもやしているのは自分だけではないんだ、と感じただけでも次に歩み出す一歩になる」と話し、次回以降も毎月継続して開催していくことになりました。