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2023.06.15 活動報告

矢巾町との初の共催「社員“共育”塾」開催!

経営者も社員も、町の職員も一緒に「生きるめあて」を考える

6月15日(木)、矢巾町と岩手同友会との初めての共催「社員“共育”塾」が矢巾町役場会議室で開催されました。
昨年の矢巾町中小企業振興基本条例制定後、地元企業と矢巾町、金融機関、教育機関を交えた円卓会議を創設。条例も含め3年半かけて矢巾町中小企業振興基本計画を作成しました。その中で町の全事業所へのアンケートを実施し、どの企業も「社員教育」について課題を持っており、今後取り組みを強化していきたいとの回答が寄せられました。

そこで、6月から開催する岩手同友会の第11期社員共育塾の開催に合わせ、矢巾町サテライトを設けることを決定。矢巾町と共催で紫波矢巾管内の企業や金融機関、そして矢巾町の若手職員にも門戸を広げ、経営者も社員も、町の職員も一緒になって「自分の人生や生きがい、働きがいについて考え方を確立すること」をめざし、自らの「生きるめあて」について深く考え学び合う、共育塾を行うことになりました。

初めて「何のために働くのか」を考えた

第1講では(株)高田自動車学校 取締役会長の田村滿氏から、「私たちは何のために働くのか」をテーマに問題提起をいただき24名の対面参加、12名のオンライン参加の合計36名の参加でハイブリット開催でグループ討論も行われました。討論の発表では、「日頃何のために、と考えたことはなかった。初めて深く考える機会だった。」「他社の方々と久しぶりに膝を交えて話せることがドキドキした。やっぱり対面がいい」などが話され、2時間半が熱気の中であっという間の時間でした。

中小企業振興基本計画円卓会議、会長の村松幸雄氏(信幸プロテック(株)取締役会長・矢巾町商工会専務理事)は、「こうして初めて、経営者と社員、そして町の職員が一緒に学べたことは、本当に貴重で歴史的な一日になったのではと思います。実は中小企業振興基本計画の4つの柱の最初に『教育』があります。条例をもとに、世代や立場を越えて共に成長できる場が生まれたことに、心から感謝したい。」と御礼が述べられました。

町との共催でできることに、感謝と誇り

またまとめの挨拶では、社員共育委員長の下村善勝氏((株)エムデイワンまごころみるく代表取締役)から、「こうした学び合いの機会が町との共催で開催できることに、社員共育委員会として、誇りに思います。第2講では矢巾町の杜陵テクノ(株)社長の川村武司さん、社員の藤嶋さんのお二人に『共に学び、共に育ちあう会社づくりを考える』をテーマにお話いただきます。今日の感動を大切に、次は更により深く自分の人生を見つめ、生きがい働きがいを実感できる豊かな時間を一緒につくっていきましょう。」と話し、会場は高揚した雰囲気になりました。最後には全員で記念写真を撮影し、第1講の終了となりました。