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2025.11.01 お知らせ

第56回中小企業問題全国研究集会in岩手 2026年3月5日・6日開催!

全国各地から1,100名が盛岡に結集

岩手同友会3度目の全国大会開催

 第56回中小企業問題全国研究集会in岩手の開催まで4ヶ月となりました。メインテーマに「世界ぜんたいが幸せにならなければ、個人の幸せはありえない」を掲げ14の分科会、記念講演、震災から15年の特別企画と2日間に渡り行われます。
 千人規模の大会としては2008年の青年経営者全国交流会、2013年の全国総会に続き3回目となります。
 今回のメインテーマには、壮大な思いが込められています。
 少子高齢、人口減少社会を迎え、岩手のような中山間地が多くを占める地域は日本列島の大半となり、都市圏と地方との格差は益々大きくなっています。また世界規模での紛争の激化、対立分断が広がる世界規模での危機、地球規模では温暖化、人口の激増による食料、燃料、資源の奪い合いなど、人類が直面する危機が広がっています。
 そうした中、私たちが一致結束して未来に渡り持続発展し続けられる地域の可能性を提起し、企業家としての使命と責任を確認し、岩手からその展望を発信する場としたい、と実行委員会では何度も何度も、開催目的について議論を重ねてきました。


激変の時代にどう向き合うか、語り合う中で突破するヒントを

 東日本大震災から15年という節目でもあります。
 岩手同友会では、発災直後から「一社もつぶさない、つぶさせない」を掲げ、沿岸を中心に声を掛け合い、学び合い援けあいの土壌を支えてきました。時に夜中まで語り合い、決算書を見せ合いながら経営課題に向き合う姿は、地域の後継者が立ち上がる機会をつくり、地域の雇用を守り、危機に直面した中でも地域の暮らしを支えるインフラとしての機能を保つ役割を果たしてきました。
 こうした取り組みは、現在直面する疲弊する地域の未来づくりのヒントになることばかりです。15年の節目で私たちが経験し向き合ってきたこの時間をお伝えすることも、大切なことと感じています。
 更に岩手だけではなく、経営者も地域を支えてきた役割の皆さんも、全国各地で世代交代期を迎えています。バトンを渡す側、受け取る側が共に未来を語り合い、確実、着実に想いを承継するための土壌を醸成する場となることも期待しています。
 様々な思いを持って臨む全国研究集会。創立から35年を迎える岩手同友会総力を挙げて取り組んで参りたいと存じます。